スポーツと福祉、その間にある「期待の格差」を考える

9月7日、西野が東京JC国際女性友好の会 第三例会にて、スポーツと福祉をテーマに講演する機会をいただきました。

今回の講演でお伝えした大きなテーマの一つが、「期待の格差」です。
スポーツの世界では、選手に対して「もっとできる」「次はここを目指そう」と期待をかけることが自然にあります。一方で福祉の現場では、相手を思うからこそ「無理をさせないように」「ここまでできれば十分」と、知らず知らずのうちに期待そのものを小さくしてしまうことがあります。
もちろん、一人ひとりの状態やペースを大切にすることは欠かせません。ただ、配慮することと、その人の可能性を先回りして決めてしまうことは同じではないと考えています。

SRM江戸川では、コーヒーの焙煎やハンドピック、袋詰め、商品の準備、施設外就労など、実際の仕事を通してさまざまな経験を積む機会をつくっています。そこでは「支援する人」と「支援される人」という関係だけではなく、一緒に商品をつくり、一緒に仕事を進める仲間として関わる場面があります。
講演ではもう一つ、「共創」という言葉も大切にしました。誰かのために何かをしてあげるだけではなく、それぞれが役割を持ち、一緒に価値をつくっていく。スポーツ、福祉、地域、企業など、立場の違う人たちが交わることで、新しい仕事や機会、つながりが生まれていくと考えています。
SRM江戸川も、福祉の中だけで完結する場所ではなく、地域や社会とつながりながら、利用者の皆さんが自分の役割を持てる場所でありたいと思っています。

このような機会をいただいたことに感謝するとともに、私たち自身も、日々の支援や仕事のあり方を改めて考える時間となりました。これからも、コーヒーやスポーツを通じて、さまざまな人たちと一緒に新しい価値をつくっていきます。

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